南海トラフ大地震・東海地震可能性はいつ?【冬に注意!】確率は

このページでは、東海地震、さらに怖い南海トラフの大地震の情報をまとめてあります。

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東海地震の発生はいつ?



東海地震はいつ来てもおかしくない


というのが現状での見解です。




明日おこってもおかしくない、もしかしたら今年にに起こってもおかしくないというのが精いっぱいです。



日本代表のサッカーの試合のように、〇月〇日19時より、みたいな日付や時間まで指定して


残念ながら正確にいつ起こるかというのは現在の地震予知技術では不明です。しかし下でくわしく解説していますが、いくつかの興味深い特徴もあります。


東海・南海地方の地震にはよく起こる季節があり、さらに「東から西」に起こりやすいのも過去の歴史から分かっています。



南海トラフ地震の発生はいつ?




これも厳密にどのようなおき方で、いつ発生するかも分かっていません。


データによると



2014年時点で30年以内に発生する確率は70%程度



50年以内に発生する確率は90%程度


とされています。

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東海地震・南海トラフの地震は実は冬に多く発生していた



他のエリアの大地震と比較して、東海・南海トラフ地震には1つの特徴があります。



それは過去に冬に多く発生している点です。



過去12回のこのエリアの大地震、つまり684年の白鳳地震~1946年の南海地震まで、



どの月に発生したかをデータをとると、12月が12回中で5回となりました。



割合にして41%です。12月はクリスマスや冬休みも始まり楽しい時期ですが、地震には警戒しないといけない季節なのかもしれません。



回数をまとめると


12月   5回


2月    2回


8月    2回


9月・10月・11月   1回


このようになりました。春から夏の初め、つまり3月から7月までは1度も発生しておりません。



あくまで過去のデータでしかないですが、東海・南海トラフ地震は春や夏の暑い時期より、



秋や冬の寒い時期に注意した方がいいのかもしれません。



なぜ発生した季節が偏っているかといえば、理由は不明ですが一説によると、日本海側に積もった


雪が関係しているのではないか?と考えられています。雪の重みで日本海側のエリアの大地が



太平洋側よりしずんでいるのが確認されます。それが理由ではないかと唱える学者もいます。



雪の多いエリアでは地殻的にあることで、東北地方も同様で10ミリほど沈んでいますね。



関係あるかはわかりませんが、東日本大震災は雪が残る3月に起こりました。



雪が大地震と関係するのか?と興味にかられますが、より詳細な研究成果が待たれます。




東海・南海地震の3兄弟・南海トラフがおきそうな理由



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出典



上の図を見て頂くと、駿河湾から四国まで広いエリアに対して



東海地震・東南海地震・南海地震と3つに区切られています。



これは震源域(地震が起こる場所)によって3つに分けており



・東海地震は静岡県の真下から浜名湖沖まで


・東南海地震は浜名湖沖から紀伊半島の潮岬沖まで


・南海地震は潮岬沖から四国の足摺岬沖まで



としています。



兄弟と名付けたのは理由があって、3つが単独でそれぞれ発生するのでなく過去の歴史で



東海地震・東南海地震・南海地震のいずれかで



・東から順に


・短い間隔で連動して起きている


のが分かっているためです。




さしづめ

・東南海くんは起きるのが1番早い長男


・南海くんは誰かの後に起きるのんびり屋の次男


・東海くんは150年間眠り続けている寝坊すけの3男



としてもいいかもしれません。




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出典



上の図を見て頂くと『駿河トラフと南海トラフ』があります。



「トラフ」とはプレートとプレートがぶつかりあう部分での平らな溝のことをいいます。



3兄弟のいる駿河トラフと南海トラフエリアでは地震のおこり方に


・周期性(一定の間隔で起きている)


・連動性(1つが起こると他でも起きている)


という特徴がある点があるのを知っておきましょう。



それは歴史を見れば明らかです。

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東海・南海地方の地震の歴史



1707年  宝永地震 M8.4 死者2万名  
   

 長男・次男・三男が一緒に活動


 東海沖から四国沖のプレートがずれる、連動した


1854年  安政東海地震   M8.4 死者2000~3000名   

      三男の東海くん


 ↓ 32時間後



1854年  安政南海地震 M8.4 死者4000~5000名   

            次男の南海くん


1944年  東南海地震 M7.9 死者1200名以上    

            長男の東南海くん



 ↓  2年後


1946年  南海地震  M8.0 死者1350名      

           次男の南海くん


このように東海から四国地方までのエリアで、死者が1000名を超える大きな地震が繰り返し起きていて連動性


があるのも分かります。



上の表で読み解けるのは


・三男の東海くんの地震は1854年を最後に1度も起きていない


→これが東海地震がいつきてもおかしくないと言われる理由です




・1854年と1944年に大きな地震があった後、両方とも32時間後、2年後と大きな地震が続けて起こった



そしておこる順番も「西 ← 東」と東から順に起こっているのが分かります。



さらに悪いのが、3男の東海くんは150年間眠ったままで地震が起きてないです。



ずっと眠ったままなので、1976年に『東海地震説』というのが唱えられ、



「東海地震はいつ起こってもおかしくない」という警告が出され、政府も対策をして法律の整備もなされました。



しかしそれから40年間も眠り続けたままの状態で、東海くんが眠っている間にエネルギーをどんどんと蓄えています。



さらに長男の東南海くんや次男の南海くんも50年以上眠ったままでエネルギーを蓄え続けましたから



最悪なのが3人が一緒に眠りから覚めて活動してしまう「連動した巨大地震」が来るのではないか、という説もあるのです。



これが「東海・東南海・南海の3連動でおきる南海トラフ地震」の発生がいわれるゆえんです。




東海地震は唯一、気象庁が予知をおこなう地震



東海地震は日本の地震の中で唯一、気象庁が予知をおこなう地震でもあります。



気象庁の公式サイトで


東海地震は、現在日本で唯一、直前予知の可能性がある地震と考えられています



とあり、さらに


直前予知であっても、現在の技術では、数日中に発生するおそれがある、ということが推測できる程度です

参考 気象庁


とあります。数日前でも事前に言ってくれるなら備えや心の準備もできますからありがたいです。



逆に予言やお告げのように〇月○日〇時にくる、というのは信憑性が疑わしいとも説明されています。


発生日時を特定したような話を耳にすることがありますが、それらは科学的な根拠がない



なぜ気象庁が予知を公式にしているかと言えば


世界で有数の観測網が整備されているからです。


・GPSによる地殻変動の観測(国土地理院)


・ひずみ計(気象庁)


・地震の波形解析の自動化



など観測技術が非常に密度濃く精密な監視をしているからです。



東海地震の恐れがあると「警戒宣言」を発表して知らせてくれます。



観測データで異常を検知

  ↓

東海地震と関連があるか、保留とするデータなのかを逐次に公表

  ↓もし疑わしければ


判定会の招集

  ↓

警戒宣言を発表

  ↓

テレビ、ラジオなどで広く周知

  ↓

避難計画で行動する



なぜ東海地震だけが予知が可能かといえば、「大地のゆっくりした動き」という前兆現象をとらえることで



予知可能だというのが理由です。実際に1944年の東南海地震はこの動きが確認され、地殻が地震の起こる



1か月前から動いたのが確認されています。




しかしそもそも地震の前兆は色んなパターンがあり、そのゆっくりした動きを


観測場所できちんととらえて、さらに警報まで出して本当に住民を避難させられるのか、といった疑いの声もあります。



東海地震の単独より、連動型地震の可能性が高まるが不明な点も多い



2011年の東日本大震災はいくつかの領域にまたがった地震で、予想をはるかに超えた規模で起きた未曾有の災害でした。



想定をはるかに超えていたので、この東海地震への備えの計画を見直す機会にもなりました。



ようするに東日本震災があまりに大きかったので、もっと広く深刻なパターンも想定しないといけない、と再検討されたんですね。



これが次のこのエリアでの大地震は、東海地震だけというより、上で説明した3兄弟が連動して発生するのではないか、という説に傾むいている理由です。



起こるといっていた東海地震が40年おきなかったのもあります。



そして見直しの結果、今まで最大でもM8.8としていた数値も、最悪の最悪のパターンでは3連動で、マグニチュード9.1といった巨大地震のケースも予想されました。




しかし過去数千年間のデータで、この規模クラスまでなったというのはなく、何%の確率でM9.1と示すことができていないです。



M9クラスはおこりうる可能性はありますが、現時点では確率だけみれば低く『最悪の最悪の場合』と考えてもいいかもしれません。



ただ誰も東日本大震災の規模まで予想してなかったのと同様、予想だにしないのが天災ですから、警戒や備えを怠ってはいけない話しにはならないと思います。




それより可能性が高いのが、M8クラスの地震です。上で解説した通り、


「M8クラスの地震がおこる確率は30年以内に70%、50年以内に90%」という数値が公表されています。



しかしこれもあくまで「おこる確率の話」です。



「場所と範囲の広さ」の話、つまり


南海トラフが「どのくらいの規模が、広い南海トラフのどこでおこるか」はつかめていないのが現状です。



つまり南海トラフ地震は過去の歴史から、どこが震源かの発生パターンや大地震の範囲の広さについて



色んなパターンがありすぎてつかめていないんですね。




もう1つ「同時発生」といっても、本当にぴったり同じ時間に発生するのかというのも議論になっています。



地震3兄弟の活動が、32時間後とか数年後などと時期をずらして発生する可能性もありえます。



このように分からない点がいまだに多いというのもお知らせしました。
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