新幹線切符 払い戻し【わかる】 いつまで?手数料や場所・指定席自由席




新幹線のチケットの払い戻しをおこなった時の体験談と基礎知識を解説します。


*JRでは購入した返金(キャンセル)のことを「払い戻し」すると呼びます。



新幹線の切符は、払い戻しはできるのか?

→できる(*できるが、期限や手数料を取られる)




どこでできる?  → みどりの窓口で  

*券売機は買った直後の、買い間違えで短時間しかできない



払い戻しができる期限



指定席

→乗車券の部分    ~有効期間まで
→指定席特急券の部分 ~指定した新幹線が発車する前まで 




「乗車券の有効期間」 - JR西日本


例 乗車券 有効期間 2日間

(乗車する距離が101キロ以上200キロまで)



自由席

→乗車券の部分    有効期間まで
→自由席特急券の部分 乗る日の当日中限りで



*新幹線の切符は指定席・自由席とも


①乗車券 + ②特急券の 2つが合わさった切符です。下の画像は新幹線のチケットで、赤く線をつけて、そのように確認もできます。





①乗車券と②特急券で、期限と手数料が違います。下で解説しました。



きっぷの払い戻し - JR東日本


払い戻しの手数料



自由席 合計440円

→乗車券…220円
→自由席特急券…220円




指定席



乗車券の部分…220円


指定席特急券(340円もしくは券の購入額の30%)


指定した新幹線の発車日の前日・当日 →特急券の購入額の30%

それ以外 →340円



「30%」を取られる時は、


例えば、10月15日の午前11時に発車する新幹線を指定したなら、 もしキャンセルの手続きをする日が


発車日の当日、つまり10月15日、


そして前日の10月14日に手続きするなら、購入額の30%が手数料として取られます。


5千円の指定席特急券なら5千円×30%なので、1500円もかかります。


1度、僕は直前で払い戻しをしたことがあって、30%取られました。



1回までなら無料で変更ができる



もし発着の駅や、乗る日付や時間を変更したいだけなら、変更の手続きを取ることもできる



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くわしく



自分が買った新幹線チケットが

・自由席(席や列車を指定しないタイプ)

・指定席(席をあらかじめ指定して座るタイプ)

の種類の違いによって、払い戻しの際に取られる


・手数料


・いつまでできるか(払い戻可能な時間のリミットがある)


が変わってきます。



もう1つ知っておきたいのは、新幹線の切符は、


①乗車券 と ②特急券



の2つのちがう券が組み合わさって、新幹線を利用している、という点です。



自由席や指定席は、新幹線のチケットは1枚でもらえることもありますが、新幹線の料金の中身は





・乗車券の部分(目的地までの距離に応じて取られる料金の券)


・特急券の部分(他より速度の速い新幹線に乗る特別料金の券)




の2種類の券を組み合わせて、目的地まで行けるようになっております。上の画像のように1枚の切符になっていますが、2つの券が組み合わさっています。



新幹線の券は2種類の券を買うことで乗れるようになっており、払い戻しする際の手数料や期限がこの2つで変わってくる場合があります。(特に指定席の場合で)



この2つが合わさって、みどりの窓口などで新幹線の切符が・東京~大阪間 合計~万円等と購入していることも理解しておきましょう。




指定席の払い戻し



乗車券の部分

①いつまで? → 有効期間で払い戻し可
②手数料は? → 220円



こちらは、券の有効期間を過ぎていないなら、払い戻しは220円の手数料が取られます。



また、いつまで?でと、書いた「有効期間」は、


乗車券については、例えば下は3月1日に購入した切符ですが、2日間が有効なので、3月3日までと、赤く線がつけた箇所でわかります。





「乗車券の有効期間」 - JR西日本


100キロから200キロまでは2日、400キロまでで3日とあります。新幹線だと、比較的に 長い距離を乗りますが、その場合は買った当日限りではないようです。



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指定席特急券の部分 

①いつまで? → 席を指定した新幹線の発車時刻まで




「払い戻し手数料の一覧」 - JR東日本


例えば、10月20日11時15分発の新幹線を指定したなら


払い戻しは


10月20日に、新幹線が発車する時刻まで


となります。


キャンセルして、返金したい場合は、指定席特急券の部分は、発車時刻前までにしないといけません。



指定席特急券の手数料

①乗る日の2日前までの払い戻し ~ 340円の手数料
②乗る日の前日・当日(当日の発車時刻前まで)   ~ 購入額の30%が手数料





例として、盛岡駅~東京駅の新幹線の指定席料金で解説します。






画像で赤く印をつけたところが、料金と内訳です。



盛岡から東京まで新幹線「はやて」で行くと、 合計の新幹線代は


14740円


となります。この内訳は、画像のとおり


乗車券…   8420円 
指定席特急券…6320円



の2つが合わさって、14740円となります。



そして、乗車券と指定席特急券で、それぞれ払い戻しができる ①期限 ②手数料の額 が違うので分けて考えます。説明をすると



乗車券の部分


上の例で説明した盛岡・東京間の場合で払い戻しをしたとすれば


8420円 -220円 =8200円



と乗車券の部分は、220円の手数料を引かれて戻ります。



指定席特急券の部分


例にした盛岡東京間の新幹線ですと、指定席特急券の料金が


6320円


なので指定した新幹線の発車時刻の前日・当日であれば、 指定席特急券の30%分が手数料として引かれます。



上の例で当てはめると


6320円×30%  = 1890円(1円部分は切り捨て)



が手数料として取られます。けっこう大きいですね。 戻ってくる金額は、手数料分を引いて


6320円 - 1890円 =  4430円



となります。


仮に乗車券の返金額と合わせると払い戻しをすると返金額は12630円になります。



指定席特急券の当日・前日以外での払い戻し




指定した発車日の2日前・3日前など(それより前も可)になると、340円が手数料となるので


6320円 - 340円 = 5980円



が戻ってきます。


まとめると、特急券の30%を引かれる・引かれずに300円ですむパターンでそれぞれ


12630円
14180円


と払い戻される金額に違いが出ます。



自由席の払い戻し

~いつまで? 乗車券・自由席特急券 切符に書かれた有効期間内で

~手数料は?  220円×2=440円 が引かれる

内訳~乗車券分の手数料 220円  特急券分 220円



席を指定しない自由席はこのようになります。



上で説明した通り、新幹線の自由席の場合も


①乗車券 + ②自由席特急券



の2つが合わさって、新幹線の自由席として用をなすので、それぞれの券ごとに手数料が引かれて払い戻しとなります。



自由席は乗車券・自由席特急券ともに、有効期間内で、手数料は220円となります。合わせて440円取られます。 








具体例として、指定席の場合と同じ区間で、盛岡~東京間で「こまち」の新幹線で、自由席に乗ったとしたら、どうなるかを考えてみます。



画像の赤く印をつけた合計で~円が料金となりますが、


①乗車券 8420円 + ②自由席特急券 5290円



というのが内訳です。


「払い戻し手数料」 - JR東日本
 


上は払い戻しの手数料の一覧ですが、



乗車券と自由席特急券とも、220円の手数料が取られるので 、例えば盛岡~東京間であれば


①乗車券 8420円 -220円 = 8200円
②自由席特急券 5290円 - 220円 = 5070円



と合計440円引かれて、13270円戻ってきます。



そして新幹線の自由席の払い戻しで気にとめておきたいのは、自由席特急券の、



払い戻しができる期間   です。



自由席特急券は、買った当日中限りで払い戻しが可
前もって予約した場合は、乗る日の当日中限りまで



「自由席特急券の有効期間を1日に」


自由席の特急券の部分は、いつまでに払い戻しをしないといけないかというと


乗る日の当日限り


となります。さらにその日の何時までに手続きしないといけないかといえば、


買ったその日の、みどりの窓口が閉まるまで


に手続きをしないといけません。ただし、自由席も前もって乗る日を予約することができますが、予約した場合は乗る日の当日中となります。



ですから、急な予定の変更などで、もし払い戻しをしたい場合は、自由席特急券は、買ったその日のうちに、手続きをしないといけません。



払い戻しができる場所は?  

→みどりの窓口・旅行会社の窓口(旅行会社経由の場合)



払い戻しは、JRの大きめの駅によくある「みどりの窓口」でできます。



「みどりの窓口」 - JR東日本


「設置駅の一覧」 - JR西日本



他に、旅行会社で買ったチケットであれば、みどりの窓口で、乗車券に「取り消し印」をもらった後に、旅行会社の窓口で手続きができるようです。(旅行会社の各社によって違うので確認の上)


「予約の取り消し」 - JTB

お金を返してもらう払い戻しの手続きは、駅の改札近くにある残念ながら機械の「券売機」ではできません。



ただし、券売機でチケットを買った直後の「買い間違い」くらいの短い時間の間であれば、券売機でもできます。



体験談



新幹線は仕事の出張で利用するのですが、指定席の券を買った時に、急な予定の変更で取りやめになって、払い戻しをした時の体験談です。



新幹線のチケットを持っていき、みどりの窓口に行きます。




受付で駅員さんに、「払い戻しをしたいのですが。。。」と伝えました。買った券を渡すと、端末で手続きをしてくれて






手数料を引かれた分の返金を受けました。払い戻ししたいのを伝えれば、手続きをしてくれると思われます。





有効期限日内って、その日のいつまで?



例えば、乗車券などの払い戻しの期限に、「有効期間は2日間」などと書いてありますが、



例えば、2日目に自分が払い戻しをしたい場合に、その日の何時までに手続きすれば、間に合うのか、という点ですが、


これはその日に、手続きを行いたい駅のみどりの窓口が営業時間が終わるまで、となります。



それぞれの駅のみどりの窓口によって、営業時間が違うので、より遅い時間までやっているところの方が、手続きをできる時間も延びる、ことになります。



切符を買った駅のみどりの窓口でしか払い戻しはできないか? 

→他の駅のみどりの窓口でもできる



例えば現金で、東京駅のみどりの窓口で買った新幹線切符を、ちがう駅の、上野駅のみどりの窓口でも払い戻しは、できます。 



ただし券の上に(企) というマークがある場合は、確認が必要です。また上は現金支払いの場合で、クレジットカードで払った場合は違い




クレジットカードで切符を買った場合は、その切符を買ったJR会社

→JR東日本ならJR東日本、JR西日本ならJR西日本の駅内での払い戻し



となります。



例えば、大宮駅(JR東日本)でクレカで買ったのなら、名古屋駅(JR東海)、大阪駅(JR西日本)では払い戻しができません。JR東日本のみどりの窓口でできます。



ちがうエリアで、払い戻しをしたくなった場合は、そのエリアでまず「証明印」をもらって、買ったJR会社に戻った時に手続きを行うことができます。


「クレジットカードで支払った切符の払い戻し」



新幹線の往復券のうち、片道だけを払い戻ししたい場合は?

→片道だけの払い戻しもできる



例えば、往復でG区間からL区間までの切符を自由席で買って


合計4万円(片道 2万円)を払って帰りの切符だけを払い戻ししたい場合だと



合計440円の手数料 


が引かれて、帰り分の切符代の 19560円 は払い戻しを受けられます。




新幹線の切符を、他の私鉄(東急線や東京メトロなど)で払い戻しできるか?

→できない



新幹線はJRの列車のサービスなので、他の私鉄各線では払い戻しができないです。



JR東日本の区間の新幹線切符を、JR西日本やJR東海のエリアの駅で払い戻しできるか?

→大きな割引がなく、現金で買った切符なら、できる



例えば、JR西日本のエリアの「広島~京都間」の新幹線切符を、JR東日本の東京駅で、払い戻しができるか?という点です。



これは、現金で支払って、大きな割引がついてないような新幹線切符であれば、JR会社が違うエリアでも、払い戻しは可能となります。



新幹線回数券の払い戻しは?

→1枚でも使ってしまうと払い戻しができない



何枚かついている「新幹線の回数券」は、回数券のうち、1枚でも利用してしまうと払い戻しができない、


となります。




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