豆まきの由来・落花生いい?【くわしい】

節分ではなぜ豆をまくようになったのでしょうか?なぜ石ころや砂じゃなく、「豆」になったんでしょう。面白いですね。これもわかりやすく説明しますね(^―^)

これには諸説あります。はっきりとした理由は分かっていませんが、下のような説があるんです。


言葉の「語呂(ごろ)合わせ」説


・鬼の目をめがけて打つ、つまり「魔(ま)(=鬼のこと) 目(め)」で「まめ」になったという説

・魔物をうちくだいて倒す つまり 「魔を滅(めっ)っする」から語呂で「まめ」になった

ダジャレみたいですね。(;^_^

下は言い伝えでの由来です


伝承説


・平安時代に、鞍馬天狗(くらまてんぐ)で有名な「鞍馬山」に住む鬼が、近くに住む村民をこまらせていた時に

毘沙門天という神様があらわれ、村々を救うために

「大豆を用意して、鬼の目を打てばいなくなるぞ」と伝えました。

村人がその通りにやったら見事に消え去ったから、という説


・室町時代に、中国からの豆をまくという習わしが伝わった説

中国では、悪の象徴である鬼を追い払うには、「豆などの五穀をまく」という風習が伝わったから


穀物の神様をうやまうために豆をまいた説


昔の庶民は米や穀物をつくって領主におさめるのが大きな仕事でした。

五穀(ごこく)は

米・麦・粟(あわ)・黍(きび)・豆

のことをいいます。

無事に毎年、植えた穀物が育てば生活が安定しますから

五穀に害を与える、虫や鳥や動物を近寄らせないために

「大豆」を豆まきでまくことで

縁起のわるい悪霊を消し去るために撒いたという説、です。

大豆には米とともに穀物の霊が宿っていると思われていました。

大豆を火であぶると、パチパチと音を立ててはねるので、その音が、追い払ってくれるとも考えられており、不思議な力で悪い霊をやっつけてくれると思われたんですね。

ちなみに小豆(あずき)では音はならないんですね。

悪いことの象徴である「鬼」が

ぶつかったら嫌がる大豆を投げれば、穀物に与える害も逃げていくんじゃないかと思われてました。

私の考えですが、どれか1つっていうより、色んな理由が合わさって節分には豆をまく、ってなったんじゃないかな~と思います。(^―^)


福豆って?


節分でまいた豆は「福豆(ふくまめ)」と呼ばれています。前日に神棚に飾っておいて清めておきます。

終わった後に、自分の年齢とおんなじ数か、歳より1つ多い数の豆を食べると

これから過ごす1年の間に、トラブルがおこらず、健康で幸せに生活が送れる

と信じられていたんですね。


これは、穀物の霊を食べることで、体の中に取り込み、自分たちを強くするために、食べると考えられていました。

なぜ年齢より1個多く食べるかというと

節分は、昔のその年の最後の日、12月31日にあたる「大晦日(おおみそか)のような日でしたから

「夜に寝て起きたら迎える新年に備えて、1個多く食べておく」

という理由からのようです。


年男がやる


今ではお父さんが鬼にふんして、子供が投げる役で「おにはーそと」なんてやって節分をやりますが、昔はちがってたんですね。


豆を投げる役は

・年男か厄年になった男性、もしくは家族の中で一番えらい家長の人

がやってたんです。

大きな声で、「おにはーそと」と言って外にばーと豆を投げます。

そして次に「福が入ってくるように」

「ふくはーうち」と言いながら、家にもまくんです。

福が逃げてしまわないように、ここまで言った後は、家のドアや窓を閉め切ります。


そしてその後に家族みんなで福豆で説明した数の分だけ、豆を食べる習わしがあったんです。


*年男とは?

武士の社会で、正月のもろもろの行事をまとめる男性でした。今でいうとこの会社の忘年会の幹事さんみたいな感じです。

それが少しずつ変化して、家族の家長がやるようになって、それがさらに商家の奉公人や、子供の中の長男、20代10代後半の男性がやるようになったんです。鏡餅などの正月の飾りつけ、節分の豆まきも仕事でした。

今の意味は、さる年や戌年などのその年の干支にちょうどなった人のことをいいます。


節分の豆の力を昔の人は信じていた



昔の人は豆には特別な力が宿っていると考えていました。そんなエピソードを紹介しますね。


・炒った豆をとっておいて、雷が鳴った日まで持っておけば

「雷に当たらずにすむ」
「雷様からへそをとられないですむ」

と思われてました。他には


・魚をとる漁師さんが、漁に出て天候が悪くなって波が荒くなってきたら

前もって船にもちこんだ豆を、海中にまくことでそれをおさられる

なんていう使い方もされてました。


・家の中では、火をつけてやかんを煮炊きする囲炉裏(いろり)の前に

節分の豆を12個ならべておき、それを黒く色がつくまでこがすことで12カ月の月ごとの天気の良さ悪さを占う地方もありました。


あまった炒り大豆のレシピ


煎り大豆は大豆を火のついたフライパンで炒めれば出来上がります。使用した後の調理法を紹介します。


おやつの砂糖がらめ

・フライパンに火をつけ、水をだいたい100CCくらい入れる

・しばらくそのままにしておき、沸騰させるまで煮る

・煮立ったら砂糖を大さじで5杯くらいいれる

・砂糖が水になじんで混じったら、大豆を入れます

・さいばしでかき混ぜながら、煮たたせます

・完全に水分がなくなるまで煮ます、なくなったら出来上がりです

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