花粉症 何科の病院を受診するの?風邪の違い

花粉症に悩む春先はまだ寒い時期なので風邪をひいてしまう人もいます。

風邪だと思って病院に行ったら、実は花粉症だったなんてこともありえます。
いったいどっちなのかを見分ける方法を説明します。


まずは花粉症と風邪の基本:簡単な見分け方

・目のかゆみがあるかどうか?

がまず判断のポイントになります。

花粉症になると目のかゆみが出ますが、風邪ではほとんど出ません。

また鼻にもかゆみがあるか思い浮かべてください。
花粉症は目や鼻ににアレルギー症状が出ますから「かゆみ」があるかどうかです。

ただし出ない花粉症もありますから、完全に判断するには病院で検査するのが最終手段です。


・高熱が出てるかどうか、からだのだるさが強いか

38度を越えるような高熱が出てるなら風邪です。

花粉症の場合はそこまで高い発熱になることはありません。
全身反応でぽっぽっと微熱っぽい症状がでることはあります。

またクラクラするような体のだるさも風邪に特徴的な症状です。

他には風邪はのどの痛みが最初に来て、症状がよくなってくると鼻水、鼻づまり中心に
なっていきます。

花粉症かどうかの自分で出来る確認法

自分の症状が下のチェックポイントで何個当てはまるか確認してみて下さい。

・喉がひりひりと痛む感じはない、弱い

・頭痛はほとんどない。あってもちょっとだけ

・風邪のような症状が7日以上続いている

・のど、鼻、目がかゆい

・熱はない

・朝にくしゃみやかゆみの症状が特にひどい


当てはまる個数が多いほど花粉症の確率が高いです。

最後のは「朝の攻撃」とも呼ばれるもので花粉症は昼間より

ベッドから目が覚めて顔を洗ったり、仕事に出掛ける前の目覚めに症状が重くなりがちです。

共通する4つの症状で見分ける

花粉症も風邪もどちらも鼻水やくしゃみが出ます。
間違えやすいですがよくみるとそれぞれに違いがあります。説明します。


・くしゃみ

花粉症(以下 花で略)  1日中とまらない。数回~7,8回と連続で、短い時間のうちで繰り返す。1日に10回以上も出ればこっちの可能性が高い

風邪 (以下 風え略)  連続して出る回数は多くて2、3回程度


・鼻水

(花)  ずっと治らずに花粉症のピークが過ぎるまで出続ける。
    水っぽくうすく透明なのが出ます。

(風)  かかり始めはうすーい鼻水。なおってくるとネバネバした鼻汁に変わる
     黄色っぽいのが出る


・目のかゆみ

花 目を「あー」と言いながら、ごしごし強く手でかきたいくらいかゆみが出る。
  左右どちらかでなく両方が同じくらいかゆくなる。
  目の玉が赤く充血している。知らずに涙が出てくる

風 目の症状はない


・鼻づまり

(花) 息がしにくくて、夜なかなか寝つけないくらいひどい。しつこく、詰まった状態が長期間続く

(風) 3~5日くらいで良くなる



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花粉症は何科の病院に行けばいいか?


くしゃみや鼻水がでるつらーい花粉症

「もう我慢できないから病院に行こう!」と思いたったらそれはそうと、何科に行けばいいんだろうと疑問でます。

僕も病院に行ってお医者さんに診てもらおうと思った時におなじことを考えました。
それについてどこに行けばいいのかをお答えします。

・そんなに症状がひどくない
・対症療法でくすりだけささっともらいたい ということでしたら、最寄りの内科・耳鼻科にいけばいいと思います。


症状が強く出ている体の部分の科目で受診する


花粉症は鼻水、くしゃみがひどいとか鼻の症状ですから、耳鼻科を受診するのが多いと思います。きちんと病院をうけたいと思っていて、それ以外の症状がひどく出ているのなら他に

・目のかゆみがひどい      →眼科

・体がかゆい          →皮膚科

・だるい、頭が痛い、せきが止まらない  →内科

と心配なようでしたら、その部分の専門の科を受診するようにしましょう。


目がひどいなら眼科にいく


内科でも点眼するくすりをもらえる場合もありますが、万全を期すなら
目の症状では別に眼科に行った方がいいでしょう。

理由は目のくすりの中に「ステロイド」を指さざるを得ないケースがあるからです。

特に花粉が大量発生した年にステロイドをしょほうすることがあり

ステロイドで眼圧が上がってしまうケースもあるからです。

また診察をうけてちがう目の病気にかかっていたとしたら

くすり自体を目にさしていけないこともあります。大事にならないようにするためです。



アレルギー科という選択肢も


花粉症はアレルギーの一種です。

かかっている人の中では鼻水が出るだけでなく目がかゆいくしゃみが止まらないなど、複数の症状がでます。僕はくしゃみと目の充血がひどかったです。

体をかきむしってるのと目が赤くて涙が出るから、皮膚科と眼科の病院の両方に行くっていうのは時間的にロスがあります。

そこで専門医の認定を受けたアレルギー科の病院に行くのも1つです。

耳鼻科や眼科など複数の科目にまたがる花粉症のアレルギー症状を専門的、総合的に診断してくれるのがアレルギー科です。

別に普通の病院でも診てくれますから問題ないですが

よりしっかり受診したいというのならアレルギー科に行ってみるのもひとつでしょうね。

しかし現状だと、病院が看板に「アレルギー科」と看板を立てればやれてしまい
内科に併設されてるケースもあるため、見分けるために

日本アレルギー学会という団体の認定医の資格をもつ人だと、花粉症の専門医だとわかります。

この協会ではアレルギー・花粉症の専門医の育成をめざし、資格の認定をおこなっています。

他には大学病院で、花粉症やアレルギーを研究しているところもいいと思います。


問診での話し方


病院に行くと受付表を書かせられたり、お医者さんから質問を受けます。
上手に自分の症状を伝えるポイントをお伝えします。


・どの部位がどのくらい伝えるのか具体的に

鼻水がすごく出る。鼻づまりはほとんどない等

→症状を細かく伝えれば、それに合った症状別のくすりをもらえます


・いつから症状が出てるいるのか

4月の頭から、1週間くらい前から等と伝えます


・症状は1年間とめどなくあるのか

・車を運転するのか、持病をもっているか、他に飲んでるくすりがあるか

眠気をだすタイプのくすりもあるため、車を運転するかどうか伝えます

・アトピーやぜんそくになった事があるか

・犬や猫を飼っているか

・親や兄弟で花粉症にかかった人はいるか


を伝えます。細かく伝えることで、お医者さんが原因のアレルギーが何かの判断がしやすくなります。

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