高齢者 風邪の症状と長引く原因・咳や痰は?【肺炎に注意】
日本は高齢化社会となり70歳を超えた高齢者がたくさんおります。
高齢者の風邪は若い働き盛りの大人がかかるのとちがった特徴があります。
ここでは高齢者の風邪の症状やかかった時の対策を解説します。
・高熱は出にくい
・風邪をひきやすい
・長引きやすい
・重篤化しても見つけにくい
・風邪薬の副作用を起こしやすい
・せき、たんがよく出る
・食欲が落ちやすい
・タンの切れが悪く、息が苦しくなることも
・死亡原因の3位以内にはいる肺炎を併発する恐れも
になります。
体の機能は若い人より衰えていますから、熱が出ても40度近くまで上がるのは少ないです。
インフルエンザにかかっても高熱は出にくいです。またゾクゾクとした寒気も感じにくいです。
熱が高くなると風邪が重いとわかりやすいですが、高齢者の場合はこれが見えにくいので注意しましょう。
熱が出にくいですから、その高さと風邪の重症度が必ずしも高齢者の場合は一致しないので細めに様子を見ないといけません。
新陳代謝も鈍くなり、体力も落ちていますから風邪に1度かかると治るまでに長引きやすくなります。
子供とお年寄りは風邪やインフルエンザは要注意と昔からよく説明されます。
これは体の免疫力が弱いからです。ウイルスや細菌からガードしてくれる機能が弱まってるんですね。
ですから若い大人だとやっつけられるウイルスもそうはできず、風邪に感染しやすくなったりします。
のどや気道の粘膜や働きが弱くなっているので、タンが出やすくなります。
またウイルスが侵入した際の体のガードする機能も弱いので、のどのもっと奥、気管支にウイルスが到達しやすくなり
せきやたんのひどさの症状となってあらわれます。
逆に鼻水、鼻ずまり、のどの痛さといった症状は若い人にくらべて出にくくなります。
また痰が気道近くの粘膜が不足して、タンが切れずにいつまでも喉に残りやすいです。
咳を強くしてもタンが上手く切れず、呼吸困難に陥りやすいです。
若い頃にくらべて胃腸の働きが低下します。そのため若い時に飲んでも何ともなかった風邪薬が
高齢者になってから飲むとうまく受け付けず、胃痛やお腹の痛みを出したり
胃でうまく吸収できず、食欲の減退をおこしたりします。
・症状を訴えないからといって過信しない、お医者さんに診てもらう
子供は「痛い、つらい、疲れた」といった体の変調を周りの大人に訴えてきやすいです。
しかし老人になるとそうではありません。また周りの家族に迷惑をかけたくない気持ちがあるのか我慢しがちです。
訴えてくるのを待つのでなく、周りの人間が気にかけて注意してみておくのが大切です。
ちょっと様子が変だな、と思ったのなら、高齢者の方の具合も本人に質問して
普段とちがうのなら病院でお医者さんに診てもらうのが大事です。
・安静にさせる、暖かい室温、湿度も乾燥させない
安静にしてもらうのが基本となります。
湿度は60%ぐらいは保っておきたいです。熱が下がった後も安心せず、予後が大丈夫か4、5日は安静にしてもらった方がいいです。
室温は20度ぐらいにしておきます。
ただし風邪がひどいからといって、ずっと長い期間あまりに安静にし過ぎるのも、筋力が弱り、寝たきりの原因を
ひきおこしますからバランスが大事です。
足腰が弱いですから体を動かさないでいるとさらに弱くなってしまいます。
また動かないでいるのが肺炎をおこす引き金にもなります。
動かしすぎるのもよくないし、かといって安静を長引かせるのも悪い影響があるのがお年寄りの風邪対策の難しいところです。
・水分と食事
水分の補給をしっかり行い、食事も栄養をとってもらいます。
ビタミンやミネラルを摂るのに、果物は良いでしょう。
・寝室では
高齢者は呼吸が若い頃にくらべてしにくいですから、枕側、頭の方をやや高めにすると
呼吸が楽になります。苦しそうならそうしてあげてもいいです。
また体を移動しにくい方は、こまめに体の向きや移動をしてあげると肺炎になりにくくなります。
高齢者の風邪で気をつけないといけないのが、風邪をこじらせて肺炎や気管支炎への悪化です。
気道の下の方に、呼吸器が老化で衰えているためにウイルスが移ってしまうためです。
肺炎は高齢者の死因の3位以内に入ります。
スポンサーリンク高齢者の風邪は若い働き盛りの大人がかかるのとちがった特徴があります。
ここでは高齢者の風邪の症状やかかった時の対策を解説します。
高齢者の風邪の特徴
・高熱は出にくい
・風邪をひきやすい
・長引きやすい
・重篤化しても見つけにくい
・風邪薬の副作用を起こしやすい
・せき、たんがよく出る
・食欲が落ちやすい
・タンの切れが悪く、息が苦しくなることも
・死亡原因の3位以内にはいる肺炎を併発する恐れも
になります。
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高熱
体の機能は若い人より衰えていますから、熱が出ても40度近くまで上がるのは少ないです。
インフルエンザにかかっても高熱は出にくいです。またゾクゾクとした寒気も感じにくいです。
熱が高くなると風邪が重いとわかりやすいですが、高齢者の場合はこれが見えにくいので注意しましょう。
熱が出にくいですから、その高さと風邪の重症度が必ずしも高齢者の場合は一致しないので細めに様子を見ないといけません。
長引きやすい
新陳代謝も鈍くなり、体力も落ちていますから風邪に1度かかると治るまでに長引きやすくなります。
かかりやすい
子供とお年寄りは風邪やインフルエンザは要注意と昔からよく説明されます。
これは体の免疫力が弱いからです。ウイルスや細菌からガードしてくれる機能が弱まってるんですね。
ですから若い大人だとやっつけられるウイルスもそうはできず、風邪に感染しやすくなったりします。
せき、たん
のどや気道の粘膜や働きが弱くなっているので、タンが出やすくなります。
またウイルスが侵入した際の体のガードする機能も弱いので、のどのもっと奥、気管支にウイルスが到達しやすくなり
せきやたんのひどさの症状となってあらわれます。
逆に鼻水、鼻ずまり、のどの痛さといった症状は若い人にくらべて出にくくなります。
また痰が気道近くの粘膜が不足して、タンが切れずにいつまでも喉に残りやすいです。
咳を強くしてもタンが上手く切れず、呼吸困難に陥りやすいです。
風邪薬の副作用
若い頃にくらべて胃腸の働きが低下します。そのため若い時に飲んでも何ともなかった風邪薬が
高齢者になってから飲むとうまく受け付けず、胃痛やお腹の痛みを出したり
胃でうまく吸収できず、食欲の減退をおこしたりします。
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治療
・症状を訴えないからといって過信しない、お医者さんに診てもらう
子供は「痛い、つらい、疲れた」といった体の変調を周りの大人に訴えてきやすいです。
しかし老人になるとそうではありません。また周りの家族に迷惑をかけたくない気持ちがあるのか我慢しがちです。
訴えてくるのを待つのでなく、周りの人間が気にかけて注意してみておくのが大切です。
ちょっと様子が変だな、と思ったのなら、高齢者の方の具合も本人に質問して
普段とちがうのなら病院でお医者さんに診てもらうのが大事です。
・安静にさせる、暖かい室温、湿度も乾燥させない
安静にしてもらうのが基本となります。
湿度は60%ぐらいは保っておきたいです。熱が下がった後も安心せず、予後が大丈夫か4、5日は安静にしてもらった方がいいです。
室温は20度ぐらいにしておきます。
ただし風邪がひどいからといって、ずっと長い期間あまりに安静にし過ぎるのも、筋力が弱り、寝たきりの原因を
ひきおこしますからバランスが大事です。
足腰が弱いですから体を動かさないでいるとさらに弱くなってしまいます。
また動かないでいるのが肺炎をおこす引き金にもなります。
動かしすぎるのもよくないし、かといって安静を長引かせるのも悪い影響があるのがお年寄りの風邪対策の難しいところです。
・水分と食事
水分の補給をしっかり行い、食事も栄養をとってもらいます。
ビタミンやミネラルを摂るのに、果物は良いでしょう。
・寝室では
高齢者は呼吸が若い頃にくらべてしにくいですから、枕側、頭の方をやや高めにすると
呼吸が楽になります。苦しそうならそうしてあげてもいいです。
また体を移動しにくい方は、こまめに体の向きや移動をしてあげると肺炎になりにくくなります。
肺炎
高齢者の風邪で気をつけないといけないのが、風邪をこじらせて肺炎や気管支炎への悪化です。
気道の下の方に、呼吸器が老化で衰えているためにウイルスが移ってしまうためです。
肺炎は高齢者の死因の3位以内に入ります。