軽減税率とは【わかりやすく】なぜ必要・長所は?

軽減税率(けいげんぜいりつ)という言葉をテレビのニュースで耳にしますね。

税金が安くなるらしいぞ!と聞きますがいったいどんな制度なんでしょうか?


実は私たちの身の回りにすごーく関係してくることですから始まる前にどんなのか

問題はないのか知っておいた方が後からあわてずにすみます。なるべくわかりやすく説明していきますね!



軽減税率とは


まず言葉の意味から。4文字の漢字をわけてみるとイイです。

意味の切れ目から2つに分けます。


・軽減   ~ けいげん   軽くて 減る

    (なにが)↓

・税率   ~ ぜいりつ   税金のパーセンテージが


ようするに、『税金でとられるパーセンテージを普通よりへらす』という政策なんです。


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おおざっぱにいうと10%の税率なのを5%にして軽くする商品がでるという話です。(税率は分かりやすいように10%→5%のダウンと仮定)


たとえ話で解説します。


100円のお菓子があったとします。


コンビニのレジで店員さんから「お会計は108円です。216円です」なんて耳にしたことは1度くらいはある方もいると思います。


お菓子の値段はほんとは100円なのですが、別に8円分の税金が取られてるんです。


8%の消費税がかかっています。



お菓子の値段 100円  +  消費税 8円  

(8%の消費税 100円×8% 8円)で





コンビニで値札表をみると、108円 と

消費税の8%がプラスされて


100円 + 8円 = 108円とかかっているんですね。



じゃあ軽減税率は「税金のパーセンテージを軽くする」っていう意味ですから


8%から5%に税率を下げたらどうでしょう?


消費税を8から5%に下げたとします。計算します。



100円のお菓子


100円  +  消費税 5円(5%の消費税  100円×5% = 5円)


お会計   105円


さっきの8%の時が108円の会計ですから、105円と3円も下がりましたね。


3円分は「あーお金とられなかったよかった」とうれしいですね。



軽減税率はこのように税率を下げることで支払う税金額を軽くして
財布がいたまないようにするんです。

なんでやらないといけないかはさらに下で説明しています。



消費税は買い物をする際にかかる税金です。買い物をする際にはほぼすべてのモノにかかります。今の税率は8%です。


洋服屋さんで買う洋服、コンビニで買うお菓子、スーパーで買う大根、ツタヤで借りるDVD、自動車や住宅にだって消費税はかかるんですね。



どんなモノに



軽減税率で税金のパーセンテージを下げるモノに検討されてるのは


・食べ物
・飲み物


の食料品です。


食べ物や飲み物は朝昼晩ごはんでスーパーやコンビニで買ってますから買い物の回数は他より多いですよね。

日常生活に欠かせないモノ、と考えられています。


あとはなぜかお父さんが読む「新聞」や「本」も考えられています。



なぜやるの?  逆進性の問題


まずは結論をいいますね。


・金持ちとそうじゃない人の

  買い物でとられる消費税


の不平等さ


をへらそうとする目的でやろうとしています。

じゃあたとえ話をします。A君とB君がいたとします。



・A君  親が厳しくておこずかいが少ない 1か月1000円


・B君  親が金持ち おこずかいが多い  1か月なんと2万円



A君とB君が おんなじ商品の値段が300円のお菓子をスーパーのレジで買ったとします。


消費税が8%から10%に上がったとしますね。


その時のA君とB君のショックの大きさ、おこずかいに対しての影響はどうでしょうか?



8%(300円×8%=24円) 324円  → 10%  330円 にアップ


A君  


消費税が上がって会計が324円から330円にあがったんだ、痛いな~、ビミョーにこたえるわ

おこづかいの残りが670円か~



B君  

あれ消費税が上がってる  でも300円のモノだしおこづかいは2万もらってるから

別にそんなに痛くないな  残りは1万9千670円もあるし




と消費税がアップになった時のショックの感じ方、おこづかいに与える影響は少ないA君の方が大きいんですね!


ここで別にお話しするのは日本で決めた税金の方針の考え方があります。それは



・その人ごとの税金をしはらう能力にそって、税金の金額は決めるべき


   ↓ つまり


・余裕があるお金持ちの人はたくさん税金はらってね!給料が少ない人はその分で少しでいいよ


という考え方です。


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年収2000万円の社長さんと、150万円の人では支払う税金の税率ってちがうんですよ。


だってお金持ちの方が、生活に余裕があって自由につかえるお金が多いですからね


その分で税金でとられるのを多くしたからって生活には困らないですよね。



・2000万円なら  40%の税率   

→2000万×40%  800万円の税金


・150万円なら   5% の税率   

→150×5%     7.5万円の税金


としています。5%と40%ではだいぶ差がありますね。


お金をたくさん稼いだ分でたくさん税金をおさめましょう!少ないならその分は税金は減らしますから頑張りましょう!

というふうに税金はされているんです。



国はなるべくいっぱい税金をとりたいんです。


お金持ちは損してますが別に多くとったからといってヤバくなるほどではなく逆に少ない人から取り過ぎたら生活できなくなりますしね。


このような考え方があります。



消費税は平等だが税率がアップすると、給料が少ない人はその分で負担感がふえてしまう


消費税って上のたとえ話でも分かるとおり


お小遣いの少ないA君、多いB君でも300円のお菓子をコンビニで買えばおなじように


30円分の消費税をおさめないといけないんですね!



おこづかいが10倍以上もちがうのにです。


これだと税金の基本的な考え方




・年収の多さ少なさ

 税金をしはらえる金額によって、税額は決めるべき

    ↓ つまり

・金持ちはたくさん税金取られる、貧乏な人は少なめ



に反すると思いませんか?


つまり消費税をアップさせると、ほとんどのモノのレジで支払う合計額がアップしてしまうから


余裕が少ない、給料やお小遣いの少ない人の負担感が増えてしまうんです!


A君 

こづかい1000円 330円のお菓子でも消費税が上がると打撃に感じる


B君  

あこづかい2万円 330円のお菓子をかって消費税が上がってもぜんぜんへっちゃら




じゃあ細かいですが計算をします。負担の大きさを割合であらわします。



・お小遣いに占める消費税アップの負担感の割合

例 300円のお菓子  8%

      ↓ 

10%へ消費税アップ  6円の支払い増


・A君 

6円 ÷ おこづかい1000円 = 0.6%の負担感のアップ



・B君 

6円 ÷ 2万円   = 0.03%の負担感のアップ



こんな感じでお小遣いの金額の多さでちがうのが分かります。



月の給料30万円と給料100万円の人でも同じように負担感がちがうんですね。



消費税は平等にとれる部分ではいいんですが、給料やおこづかいが少ないと


自分の財布にある給料・おこづかいの中で


よりたくさんの割合を消費税で負担しないといけなくなるんです。




これを逆進性といいます。消費税が上がるほど逆進性が大きくなります。



これでは消費税のアップをさせると税金の基本的な考え方に合わなくなるので


給料が少ない人の負担をなるべく減らせるように


・日常生活に欠かせない毎日のように買い物する食料品


は消費税の税率を低くしておこうと軽減税率をやろうとしてるんですね。



食料品がなぜかといえば、人間ですから何も食べずには生きていけません。

コンビニやスーパーで食べ物を買い物します。



ここの税率を消費税10%にせず、軽減税率で8%におさえておけば


給料が少なく食料を買う以外の最低限の生活をする人に対して


基本的な考え方にそったやり方ができるからなんですね。




いつやるの?


確定はしておりませんが、延期になった消費税10%の導入時には軽減税率もセットで導入される、と言われています。


10%への増税は2017年4月ですから、その頃の時期だと考えておきましょう。



どんな長所があるの?


ではどんなメリットがあるのでしょうか。


1  食料品は給料の多さ少なさに関係なく買われる生活必需品でやることで、逆進性が弱まる



2  確定申告などで税務署が納税する人にいちいち書類をつくってもらったりする必要がなく税金をとるのが簡単



3  コンビニやスーパーで買う野菜やお菓子に、軽減税率で低い消費税になれば

ほとんどの人は毎日のように買い物をしますから

「おっ、税金が安くなったな」と身近なところで税金が軽くなったのを感じやすい



4  ちがう税率を商品ごとに与えるのを国が決められるので、国が保護したい業界や商品を決めやすい


例 

日本の伝統食である味噌や醤油はなくすと、買う人が減るから軽減税率はやっておこう


輸入品が多いパスタの麺は、日本でつくる企業が少ないから保護する日本の企業や個人も少ないし軽減税率をつけるのはやめておこう



どんな問題があるの?



→「軽減税率のデメリット」



デメリットはちがうページで解説しています。


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