TPPとは【わかりやすく子供も簡単】たとえ話で解説

TPP(ティーピーピー)ってニュースや社会の授業で耳にする言葉ですがいったい何でしょうか?



たとえ話を使いながら簡単に解説していきます。




まずは正式用語の意味から、下で超簡単に説明していくのでまずは全部理解できなくとも読んでみてくださいね。




まずは漢字の意味を簡単に


・環太平洋経済連携協定(かんたいへいよう けいざい れんけいきょうてい)

が日本語での正式名称です。


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次に上の長ったらしい言葉(笑)を分解してみます。


・環太平洋


・経済


・連携協定




の3つの単語に分解できました。3つの単語を簡単にいえば




・環太平洋 → 太平洋の周りの国々で


       *漢字の「環」は「わっか」の意味があります



・経済   → お金のやり取りの意味


        ここでは


        物を買ったり売ったりするビジネスのこと


       野菜や車を買ったり売ったりするモノのやり取りから


        保険を申し込んだり、病院でお医者さんに診てもらうサービスも含む



・連携協定 → (太平洋のまわりにある国々で)

        連携して協定をつくるのですから


      みんなで協力しあって約束をつくりましょう
       でもその約束はルール違反しないで守りましょうね



がおおざっぱな意味です。


まとめると



『太平洋の国々で、モノやサービスを売ったり買ったりする、約束事をつくりましょう!』



という意味です。まずはここまで押さえておいて下さいね。


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たとえ話



次にたとえ話でお話しします。



自分が住む家のマンションや、一戸建てだったらご近所さんの家同士で



ゴミの出す日は決まってますよね?


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これもグループごとに決めた約束事です。




・燃えるごみの日は月曜と木曜

・燃えないごみの日は火曜と金曜




おなじアパートの10軒なら10軒、一戸建てならおなじ地区に住む家の近所のまわりの8軒の家でグループをつくって



燃えるごみの日は月曜と木曜に出す!と約束事をつくっています。




もし水曜日のちがう日に燃えるごみを出したら、お隣の家やご近所さんから


「何であなたの家は、水曜日の違った日にゴミを出すの?だめだよ」と苦情が入りますよね?


それは近所づきあいが悪くなりますからやらず、決められた曜日にみんな出してます。

お母さんやもしかしたら通勤前のお父さんの仕事かもしれませんが(笑)


ルールを守って出しています。




TPPもこれとおんなじです。



ゴミの出す日の例とTPPのおおざっぱな意味をあわせてみますね。


・太平洋の近くにあるご近所さん同士の国々で  (→自宅マンションの近くの家同士で)


・経済に関することで    (→ごみについて)


・約束事をつくりましょう  (→ごみを出す日の約束事。燃えるごみは月曜と木曜)



このような感じでまずは意味をとらえてくださいね!



次にTPPの「経済」と「約束事」の意味をもっとくわしく解説します。




TPPの「約束事」は「関税」をなくすこと!



はい!「関税」ってよく意味がわからん言葉が出てきました。




これもたとえ話でお話します。



関税は「鬼ごっこの時の弱い人へのハンデ」みたいなものです。



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ここでは鬼ごっこのゲームを出しましたが、ゲームなら何でもいいです。



足の遅い子、ケガをしている子、年下の子も混ぜて鬼ごっこをするのなら弱いとそういう子はすぐに捕まっちゃいますから



年下のBちゃんは、「普通の人より、1分余計に逃げる時間をあげようね!」


とか有利になるルールをもうけたりします。


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関税もこれと話が似ています。日本の産業を守るためにつけた「ハンデ」です。



関税は、日本以外の外国からはいってくる物や製品にたいしてかかる税金のことです。




関税をみかんの例で解説します。スーパーに日本産と外国産の2つのみかんが並んでいたとします。



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それぞれ100円と130円でした。





・日本国内でつくった「みかん」 100円



・海外でつくった「みかん」   130円( 関税 80円  +  みかんの代金 50円 )



海外でつくったみかんは、外国から日本に船で持ちこむ際に(輸入する際に)



関税という税金が80円かかっているんです。




その関税分(80円)を上乗せした分で販売しないといけないんですね。



100円と130円のミカンなら、安い100円の日本産の方を買いたい人が多いと思います。



じゃあなんでわざわざ関税分を上乗せして外国産のみかんを高くしてるんでしょうね?



それは鬼ごっこのハンデのように守るために似てますが



日本でつくっている農家のみかんを保護するためにあるんです。



日本の国内の産業を保護するためなんですね!



おいしさや安全さは抜きにして、もし関税がなかったとしたら



100円のみかんと50円のみかんどっちを買いたいと思いますか?

おいしさや安全さが関係なければ、ほとんどの人が安い50円の方を買うと思います。



外国の50円のみかんばっかり買っちゃう人が増えれば、100円の日本でみかんをつくる農家の人は大打撃です。



誰もみかんをつくる人はいなくなっちゃうかもしれません。



もしミカンづくりをやめたら日本で暮らすミカン農家の人の生活は大変です。


おじいちゃんやおばあちゃんがミカン農家だったらかわいそうですよね?



もし外国と戦争が起きて、みかんが外国から一切入らなくなったら食料不足の原因の1つになってしまいます。




だから関税という「ハンデ」を外国産にはつけさせて、日本の製品やモノを保護しているんですね!




TPPは


協定をむすんだ国どうしで



この関税をなくして



外国との間で、自由にモノやサービスの移動や売り買いができるようにする


約束事なんですね!




実際にTPPで決まった内容が少しずつ明らかになっていますが、対象とした品目のうち



約95%もの割合で、関税がなくなります。


TPP:輸入品の95%関税撤廃 輸出工業品は87%即時



日本が輸入する農林水産物と工業製品を合わせた全9018品目で


最終的に関税を撤廃する比率は95.1%

毎日新聞


食品の関税が年数ごとでなくなるのも発表されています。



マーガリンの関税は29.8%あったのが6年目に撤廃。 少し前にマーガリンがスーパーで足りなくなったり、値上げされましたが



TPPで関税がなくなって安くなれば、買い物をする人たちはメリットがあるかもしれません。


11年目に牛タンの関税がなるとの情報があります。 牛タン好きな食べ物で、牛タンの定食が安くなるんでしょうか。




さらに広く意味をとらえて



投資や医療などのサービスのやり取りもこれまでより外国同士でやりやすく自由にする

という意味も含んでいます。



経済



ではTPPはいったいどんな物やサービスが自由にやり取りできるようになるんでしょうか?


これはほんとにいっぱいあります。概要をお知らせします。




・食料品の関税を撤廃

米や小麦の主食になるモノから乳製品や砂糖や牛肉ほか


・製品

自動車、家電ほか


・金融

外国の銀行や金融会社が入りやすくなるルール


・投資

外国の業者を差別しない、商売がしやすくなる


・医療

保険がきく医療サービスときかないサービスを混ぜて医療を受けられる





なぜやるの?

→世界の国同士で経済の仲良しグループを作るのが流行っているから



なぜTPPをやるのか、という理由を簡単にお伝えすれば



・世界で貿易(モノやサービスの国同士のやり取り)の仲良しグループを作るのが 流行っているから



・太平洋の国々でも集まってやろうぜ!という流れとなった


です。どれだけ世界でグループがあるかといえば、交渉中のものを含めれば8種類です。たくさんあります。



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出典


TPP以外にもたくさんの経済の仲良しグループがあります。




TPPは太平洋の国同士で集まる仲良しグループ


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出典



・EU


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出典



EUは聞いたことありますね。これはヨーロッパの国同士の仲良しグループです。




・ASEAN


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出典



ASAEN(アセアン) これも耳にしたことがあるかもしれません。東南アジアの国同士の 仲良しグループです。



たくさんのグループがあれば、どこかのグループに入ってないと



・ウチらも集まってやらないと、他の国に経済で負ちゃうんじゃ



・おっ、あっちの国でやってる経済のグループがうまくいってるらしいぞ、うらやましい



・やばい!俺はどこのグループにも入ってない仲間外れにされちゃう、不安



・こっちのグループにも参加しておけば、もっと国が儲かるんじゃないかな



という気持ちが各国にあります。こういう気持ちが重なってたくさんの経済のグループが できました。



国も人間も気持ちは似ています。




小学校でも1つのクラスに何個かの仲良しグループがあるかもしれません。



仲間外れにされたら嫌ですし、1人でいるよりどこかのグループに入ってた方が楽しいですよね。



ちゃっかり2個も3個も経済の仲良しグループをかけ持ちしている国もあります笑。




しかもこの国同士の経済の仲良しグループはメンバー同士で


協力できるようにルールを作っています。




例えれば



・小学校のクラスでの仲良しグループでのアイカツやドラゴンボールのカード交換


をイメージしてください。




・同じ経済グループの国にはお互いにモノの関税はかけない、小さくする


→クラスの仲良しグループ同士だったら、アイカツのカード交換はハンデなしでしていいよ。


でも他のグループと交換するときは、ハンデをつけて1枚交換するのに、2枚のカードをもらって交換してね



といったイメージです。




日本はどうしてTPPに入ったかといえば



『仲間外れにされたくない!乗り遅れちゃう』という気持ちもあったでしょう。


→参考



TPPはこれから始まるもので、海のものとも山のものとも分かりません。




しかし入っておかないとヤバいんじゃ、入った方が得じゃないか と思って不安ながら交渉に飛び込みました。


*交渉がうまくいかなければ、途中で抜けられるルールもありました。




やはり、TPPの交渉が終わった後のニュースを受けて



お隣の国で日本をライバル視する韓国は


「やばい、日本がTPP入ったんだ。俺ら(韓国が)仲良くしたいアメリカや東南アジアの国と もっと仲良くなっちゃうよ。


太平洋の国同士で仲良くやるんだ、うらやましい。 韓国もTPP入らなきゃ遅れちゃんじゃ」



とメディアの意見が強くなっています。





TPP、韓国に危機感「日本企業に出遅れる」


韓国では「日本が主役に浮上し、韓国は取り残される危険性がある」(「東亜日報」社説)として、TPP参加を急ぐべきだとする意見が強い。

→参考




このように国同士の色んな気持ちが重なりあっていることも理解しておきましょう。



参加国


TPPの意味の中で

・太平洋の近くにあるご近所さん同士の国々で


と書きました。ではどんな国が参加の表明をしているんでしょうか?



現在は12か国です。(12か国のうち、アメリカは離脱を発表)



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△アメリカ


*トランプ大統領がTPPからの離脱を発表


参考



全部が太平洋のまわりにある国々です。



でも必ずしも太平洋にある有力な国が参加しているわけでもないんですね。



今や世界第2位の経済大国の中国は不参加
大国のロシアも、おとなりの韓国も


日本の工場が多く建ちならぶタイも参加はしていません


参考→環太平洋の国々



まとめ



これまでの話をまとめます。



TPPとは


太平洋のまわりにある国々で


関税をゼロにして自由に


モノやサービスをやり取りする約束事


モノだけでなく、投資や医療などのさまざまなサービスも含む。



アメリカやオーストラリアやシンガポール、ベトナムなどアジア、北南米の国々が参加している。



基本的にはすべての関税をなくすなど、自由度の高いのが特徴


という意味になります!

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