カフェイン頭痛はとりすぎで?【中毒で致死量がヤバい?】
なぜ女性はチョコレートが好きでコーヒーを男性女性問わずいつも飲んでる人が多いんですかね?お茶やコーラーフリークの人もいますよね?
実はこういった飲み物はカフェインの依存性が関係しているんです!
仕事や家事で疲れてクタクタで「あーコーヒー飲みたい、チョコ食べたい」と思ったらあくまで1つの原因ですがカフェインが脳に快感をおこして魅了してくれるからなんですね。
無意識に飲みたい!食べたい!と体が反応してるんですね。
でも安心してください。依存性があるといっても日常的に1杯2杯の常識的な量を飲んでいたら危険になることはないですから。
一方で禁断症状もでます。大量にカフェインをとっていた人が取るのをやめると2,3日後に頭痛を引き起こすこともあるんですね。
下でくわしく解説しています。
カフェインの依存性ってどんなもの?
下はお猿さんで試した実験のデータです。
簡単なレバーを猿の手で押せばその飲み物や物質がドバドバでて点滴のように直接とれるとして
サルは一定の時間で何回レバーを押すかというのを試す実験です。
ちょっと恐ろしい実験ですが。。。結果は下です。
サルがレバーを押した比率
カフェイン 100
にこちん 800~1600
あるこーる 3200~6400
カフェインは他のさけ・たばこの成分と比べても16分の1、32分の1という数字です。
カフェイン中毒があったとしても依存性自体は他のよりかなり弱いんです。
コーヒーを毎日飲む代わりにカフェイン抜きのコーラーや、緑茶を飲んでもそんなに難しくなく替えられる率は高いかもしれません。これが吸っていたたばこをやめようとしたらもっと大変ですよね?
しかしだからといって安心はできません。次の中毒症状もあるからです。
カフェイン中毒と頭痛
それでもカフェインには中毒性があるのも報告されています。
毎日2,3杯のコーヒーを飲んでいたのを突然やめたり、効果が切れると禁断症状で下の症状が出る場合もあります。
・頭痛
・眠気・あくび
・仕事に集中できない、だるい、働く意欲が低い
・いらいらと怒りっぽくなる
・気持ちが暗くなる、うつっぽい、満たされない気持ち、不安感
・口数が少なくなる、仲良くなれなくなる
・吐き気、目がかすむ、熱っぽい
特に頭痛は、コーヒーなどでカフェインを常用していたのに、ある日ぴったりと止めたり、時間をおくと頭痛がする。
カフェインの禁断症状の特徴的な症状です。世界中で経験者がいます。
止めなくとも飲んだ効果が切れるとおきます。また欲しくなって飲む、それを繰り返すとどんどん量が増えて悪循環になります。
お医者さんがカフェイン中毒を改善する際は一気にやめさせず、少しずつ減らすやり方をとるんです。そうしないとひどい頭痛になる恐れがあるからです。
研究者がおこなったある実験では
・50人の成人男性に
・半分に2グループに分ける。1つのグループには偽のカフェインなしの投与
・もう1つのグループにはコーヒー2杯分のカフェインを投与。ある期間の投与の後、その後はカフェインの投与をさせない
・50人全員にはどんな成分かは一切知らせない
結果は
・カフェインを投与されたグループのうち、投与が止めになると50%以上の人が、頭痛を訴えた
・10%がうつっぽい気持ち。不安感を訴えた
・10%が体の疲れやすさを訴えた
というデータがあります。禁断症状があるのは明らかにされています。
なぜ頭痛がおこるのかといえば、カフェインを摂っていた際にアデノシンという物質の流れをさえぎっていたのが
摂るのを止めたり効果が切れると、急にアデノシンの働きが活発になって脳内の血流が大きくなるからです。
頭痛はなんとなしに頭の全体がずきずきする痛みがでたり、ひどいと吐き気までもよおす人もいます。
突然やめたり時間をとった後に、ジム等で運動をすると頭痛がしたという人もいます。その後にカフェインをとったらおさまったなんて例もありこれは禁断症状です。
また反対に頭痛は急にカフェインの量を増やすと起こるという研究報告もあります。中毒症状です。
病院に入院中の患者が、手術前に何も食べない飲まない時間をもつと、急に頭痛を訴える患者がいます。
これらの人はコーヒーを日常的に飲んでいた人らしいです。
あまりにこの症例が多いので、手術後にコーヒーを常用している人には、カフェインを投与して禁断症状をおこさせないようにするのもあります。
またどのくらいの量で禁断症状がでるのかは個人差があります。
一般的にはカフェインを摂ればとるほど急に止めた時の反動が大きいです。
小さいとコーヒー1杯分のカフェインの量でも禁断症状で頭痛になる方もいます。
カフェインの致死量
いったいカフェインはどのくらいの量を飲んだら死ぬのでしょうか?
カフェインを過剰投与されて死んでしまった事例は残念ですがあります。。
僕は1日に2杯はコーヒーを飲んで毎日に近いですからちょっとやばいんじゃないかと思いました (´A`。)
ですが死亡例は病院でカフェインを誤って投与された例です。缶コーヒーを飲みまくってではありません。
人間への致死量ですが
・体重68kgの50%致死量はカフェイン10グラム
と教科書にはあります。
10グラムのカフェインを一気に投与されると半分の人は死ぬ、という意味です。
体重1kgに直すと、150mg~200mgくらいです。
数グラムくらいから一気に投与されると影響を及ぼしけいれんがおきます。
10グラムを超えると呼吸困難や麻痺をおこして死亡する恐れがでます。
30代の女性が病院でまちがって50gのカフェインをちゅうしゃされて死んでしまった例があります。
ですがこれはおおよその参考の数値です。
カフェインに強い人弱い人がいますし死亡例で伝えられているのはすごく少ないです。
それも5~50gと数字も幅があって、いくら摂ったら必ずこうなるとは言い切れません。
カフェインの10gって、いったいどのくらいのコーヒーを飲めば致死量に達するんでしょうか?
主なカフェイン商品を例にしますね。
致死量の10グラムに相当する量の一覧です。
缶コーヒー 100杯
コーラ 200缶
レッドブル 125缶
チョコレート 500枚
ちょっと大食い選手権に出て優勝しそうな人以外は無理そうですね。。。。(笑)
しかも30分以内の短時間に一気にとったらの話です。
缶コーヒーにひたされたプールに入って一滴も漏らさず吐かずにいないと取れませんね。人生でトータルで飲んだ数字ではありません。
缶コーヒーの一気飲みで30分以内に100杯飲まないと致死量にはならないんです。ちょっと安心できますね。
だからといってどんな飲み物でも飲み過ぎはよくありませんから適量を守りましょう。